Q. 犬が拾い食いをするのはなぜ?
散歩中に愛犬が落ちている葉っぱや小石、食べ物などをすぐ口にしてしまいます。お腹が空いているわけでもなさそうですが、犬が拾い食いをするのには何か理由があるのでしょうか?やめさせたほうがいいですか?
A. 犬が拾い食いをする理由には、好奇心や食べ物・においへの興味、習慣、ストレスなどがあります。まれに病気や体調の変化が関係していることもあるため、原因に応じて適切に対応することが大切です。
犬が拾い食いをする主な理由
犬は空腹だから拾い食いをするとは限りません。食事を十分に食べていても、においや好奇心から拾い食いをする犬は珍しくありません。
好奇心から口にしている
犬は口を使って物を確かめる習性があります。特に子犬や若い犬では、落ちているものに興味を持ち、「これは何だろう」と口にしてしまうことは珍しくありません。
においや食べ物に興味を引かれている
散歩中には、人が落とした食べ物や包装紙、草木など、犬にとって魅力的なにおいのするものがたくさんあります。食べ物ではなくても、においを確かめようとしてそのまま飲み込んでしまうことがあります。
習慣になっている
拾い食いを繰り返しているうちに、それが散歩中の習慣になってしまうこともあります。特に、口にしたものを毎回追いかけて取り上げようとすると、「見つけたら取られる」と学習し、急いで飲み込む癖や拾い食いそのものが強化されることがあります。
ストレスや欲求不満
運動不足や退屈、環境の変化などによるストレスが原因で、地面のものを探し続ける行動につながる犬もいます。ただし、拾い食いをする犬すべてがストレスを感じているわけではありません。
病気や体調が関係していることもある
頻繁に石や土など食べ物ではないものを口にする場合や、急に拾い食いをするようになった場合は、病気や体調の変化が影響している可能性もあります。気になる様子が続く場合は、一度動物病院に相談しましょう。
犬が拾い食いすると危険なもの
拾い食いの中には、命に関わる危険なものもあります。特に注意したいものには、次のようなものがあります。
・石や木の枝
・タバコの吸い殻
・チョコレートやネギ類など犬が食べてはいけない食品
・薬や保冷剤
・有毒な植物
・串や骨など先の尖ったもの
小さなものでも、腸閉塞や中毒、口や消化管の損傷につながることがあります。「少しだから大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
おすすめ記事:犬が石を食べたらどうする?
犬が拾い食いをするときの対策
拾い食いに気付いたときは、無理に口から取り出そうとしたり、大声で叱ったりするのは避けましょう。犬によっては慌てて飲み込んでしまうことがあります。
まずはリードを短めに持ち、落ちているものに近づきにくい距離を保ちながら歩くようにしましょう。また、散歩中は犬の進行方向にも目を配り、危険なものが落ちていないか確認することも予防につながります。
拾い食いを繰り返す場合は、その場しのぎで対応するだけでなく、日頃から「離して」「ちょうだい」などのコマンドを練習することも大切です。具体的な予防方法については、「犬が拾い食いを防ぐには?」も参考にしてください。
こんな場合は動物病院へ相談を
次のような場合は、自宅で様子を見るのではなく、できるだけ早く動物病院へ相談しましょう。
・何を食べたかわからない
・石や薬、タバコなど危険なものを飲み込んだ
・吐く、下痢をする
・元気がない、ぐったりしている
・呼吸が苦しそう、何度もえずく
受診する際は、食べたものや食べた時間、量が分かれば獣医師へ伝えると診察の参考になります。
ひとことまとめ
犬が拾い食いをする理由には、好奇心やにおいへの興味、習慣、ストレスなどさまざまなものがあります。すべてが異常とは限りませんが、危険なものを誤飲すると命に関わることもあるため、原因を理解しながら適切に対応することが大切です。
特に、石や薬などを飲み込んだ可能性がある場合や、吐く・元気がないといった症状が見られる場合は、自己判断せず早めに動物病院へ相談しましょう。
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